冷蔵庫を覗いて春の夜。かつおの漬けと豚の塩ソテー残り物サラダ仕立て! | 還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い>

冷蔵庫を覗いて春の夜。かつおの漬けと豚の塩ソテー残り物サラダ仕立て!

「男の、愉快な、ひとりごはん。」という特集タイトルに誘われて買った雑誌「pen」の最新号。そこに載っていた四谷・荒木町の和食の店「仙水」の「かつおの漬け」がなんとも旨そうで、いつもなるべく旬のものを作ろうという日曜日の夜、家庭でも簡単にできることを前提に、オリジナルな「かつおの漬け」を作ってみた。

 

隠し味にバルサミコ酢をちょこっと入れて、最近の健康コンシャスな方に人気のブロッコリーの芽をつまにしてみたのです。うちにあったにんにくが、中国産の安物だったので、辛さばかりが目立ってしまったけれど、これで青森産のちゃんとしたにんにくを使えばバッチリのお味かと!

 

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作り方:

その1 すりおろしたにんにく、しょうが、醤油、みりん、バルサミコ酢を好みに配合した漬け汁を用意して、適当な厚さに切ったかつおを30分ほど漬け込む

その2 みょうがの千切り、白髪ねぎを冷水にさらし、ブロッコリーの芽とあわせてつまとする

以上! 春もたけなわです。


実はもちのろん、ちょっと飲みたいお酒があったからなんですがね。錦糸町のクイーンズ伊勢丹で買ってきた「獺祭 発砲にごり酒」。こいつを飲りながら食すのに良いのではないかと思ってしまったわけです。「とりあえずのビール」じゃあなくて、こんな発砲性の日本酒は、優れたアペリティフになりますね。

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酸味は控えめで、お米の味がストレートに感じられて、かつおの漬けにも中々の相性だったかと。

 

想像通り、さっぱりと端正な味だったので、メインはややイタリアンな、これまたTOMの思いつき冷蔵庫の残り物活用料理になりました。調味料はオリーブオイル、塩、胡椒、バルサミコ酢だけ! 素材は残り物のキャベツ、残り物の水菜、豚肉、以上!

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作り方:

その1:水菜は適当に切って、塩、オリーブオイル、バルサミコ酢で和えておく

その2:豚肉に塩・胡椒し、オリーブオイルでソテー。一旦フライパンから出しておく

その3:フライパンにオリーブオイルを足し、ざく切りのキャベツを炒め、塩、胡椒、バルサミコ酢で味付け

その4:皿にキャベツ、豚肉、水菜の順で盛り付ける

以上!

 

塩ソテーの豚肉と温かいキャベツと冷たい水菜という取り合わせを、バルサミコ酢が絶妙に取り持ってくれました。本当に単なる思いつき残り物活用だったけれど、結構イケました。

 

というわけで、腹いっぱいで満足の夜。