ダメな時はナニをやっても、、、の和風イタリアン(?)と獺祭しぼりたて | 還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い>

ダメな時はナニをやっても、、、の和風イタリアン(?)と獺祭しぼりたて

食い意地の張ったものとしては、たとえば晩御飯が上手く出来なかったりすると、寝るまで気分の悪いものである。またなぜか、重なる時は重なるものである。マーフィーはあまねく存在するものです。


「和洋中、何がいい?」の問いに、「洋!」と娘。暑かったし、じじばばの裏庭で今日採った新玉ねぎもあるし、ジャガイモが残ってるとかみさんは言うし、日本酒も飲みたいしで、「トマトと大葉の冷製カッペリーニ」「新玉ねぎの和風ポトフ」「カレイとジャガイモのロースト」というちょい「和」なアチラ系晩御飯を作ろうと思ったのです。もちろんそれに合わせた日本酒もクイーンズ伊勢丹で買ってこよっと、と。

しかーし! 全て材料を買ってきて、、、、


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その1:ジャガイモだと聞いてたはずなのに、、、それはカボチャだった! かみさんの【いい間違い】か僕の【聞き間違い】かを追求することは、今となってはなんら生産的でないばかりか、下手に「雰囲気不味し」の火種を作ることとなるので不問とする。

その2:それではカレイのガーリック・ソテーに路線変更するも、よく見たらカレイが子持ちだった! 子持ちでソテーもないだろう、ということで急遽「カレイの煮付け」にと、度重なる路線変更!

その3:レシピをググると、「カレイ新調理術」と銘打ってプロの技を紹介している「ためしてガッテン」のWEBページ を発見。カレイの煮付けってちゃんと作ろうとすると結構難しいのに、安直にプロの調理法を採用したばかりにやや煮崩れ、卵半煮えの憂き目に!

その4:「フレッシュな~」というPOPにつられて買ってきた「獺祭 寒造早船槽48 しぼりたて」は、香りも旨みもかなり甘めに濃厚で、食中酒としてはちょっとキツかった!

その5:度重なる路線変更のため、カレイの煮付けに気を取られ、冷製カッペリーニの準備を忘れ、最後に食べることに!

その6:度重なる路線変更のため、キッチンは見るも無残な散らかりよう!

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そんなわけで、ちょいとぐったりのTOMであります。

でも、「トマトと大葉の冷性カッペリーニ」「新玉ねぎの和風ポトフ」のお味は悪くなかった。ところがいろんなトラブルに追い回されていざテーブルについても美味いと感じさせてくれないのよねぇ。

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新玉ねぎの和風ポトフ。これは幕内秀夫さんの「粗食のすすめ 旬のレシピ 春号」の一品。
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トマトの冷製カッペリーニ

作り方:
■にんにく1/2かけをすり鉢でする
■トマト2個の2/3を加えてさらに滑らかにする

■塩小さじ1弱を加え、オリーブオイル大さじ2を徐々に加えながらさらに練り、最後に残りのトマトを加え、冷蔵庫で冷やす

■カッペリーニを茹で、冷水にとり、盛り付けてソースとからめ、大葉の荒みじんを散らしておしまい!

さて、「獺祭48 しぼりたて」は旨い酒です。香りも旨みも結構肉厚。それだけに、やっぱり食前に軽く一杯、が似つかわしい。僕としては食と共にある酒では無かったです。と、書きながら食後のもう一杯・・・・

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うーむ、イタリアン食べた後に、ドルチェに行かずリモンチェッロなんて気分の時がありますが、そんな感じでもあります。ストレスフルな時は、必要以上に甘みを感じるんでしょうかね?