いまどきまっとうで正直な店<山城屋酒場>江東区・住吉
いやー、「山城屋 住吉」でググると結構ヒットするなあ。
あ、いや、うちの近所の大衆酒場の話です。そう、居酒屋ではなくて“大衆酒場”。
このところ下町話題をエントリしてなかったので、下調べにググってみたんですよ、山城屋酒場。まあ、いろんな方がレポート書いてますねえ。それもほとんど好意的な記事ばかり! 山城屋酒場のなんたるかが大体つかめます。
代表的なところで下記のサイトやブログかしらん。
■kurusu.com
■野毛巡礼記
■隙あらば 飲む・食う
■ある日の極私的居酒屋日記1
この店、ちょっと見は本当に普通の酒場なんですよ。でも何回か通うと好きになってる。なんていうか、本当にまっとうで、今の時代には貴重な正直に経営してる店なんですね。
かの池波正太郎が、ひいきにしていた銀座の新富寿しを評して「新富寿しが、いかに客に対して良心的であるかということは、鮨を食べて勘定を払ってみれば、たちどころにわかる」と書いているんですが、もちろん単価はまったくというか、天と地ほども違うわけですが、私はこの山城屋酒場もそう評したいです。
それだけに、ここの女将さんなんか、客に対してもそれが不当な行為なら厳然として対応する。この間は、注文が通ってなかったといって、捨て台詞を残して帰ろうという客に対して、「お客さん! 怒ってばかりだと損するよ!!」ときた。親子三人(ご夫婦と娘さん)で40席はあろうというこの店をまったく良心的な値段で切り盛りしてるのである。客としてもそれくらいで怒っているようではやはりイカンじゃあないですか。しかし、店側としては非常にナイーブなこういうシチュエーションでも、まあハッキリしてますな。(誤解なきように付け加えておくと、ここの女将さんは、普段はとっても気のいいおかあさんです。で、こういう事件のあとは、さりげなく常連が女将さんをフォローしてるという:笑)
さて、いろいろな記事を読んでいると、メニューについての評価のポイントは酎ハイ、ホッピー、豚から、モツ煮込みというところになるかと思いますが、私のフェイバリットメニューは、レバー炒めです。ちょっと今写真ないんですが、ニラももやしも入ったレバー野菜炒めですね。直径22センチほどの皿にたっぷりとあって350円!! こんな値段設定でやっていけるっていう、その経営手腕に脱帽です。僕は晩御飯の用意がないときなんかに寄ったりしてるので、こういう栄養バランスも良くて、腹に溜まるメニューは重要。しかも旨いし安い。
と、会社で書いていたら、無性に行きたくなってきた。しかし、今日はちゃんと晩御飯あるしなあ。ちょっと前を通って気分だけ感じてくるかな(苦笑)
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山城屋酒場
住所:江東区住吉町2-7-14
電話:3631-1216
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