欲望は視覚に刺激されるの、即席デミグラスソース | 還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い>

欲望は視覚に刺激されるの、即席デミグラスソース

なんとなく眠りにつくのももったいないという夜。

ふと手にとってしまったのがdancyuの2008年6月号。

その特集タイトルは「今すぐ食べたいフライ」!!

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090502c

がっつりと接写で撮影されたメンチカツの断面やら、キスフライの揚げ立てのシズル感たっぷりの衣のキラキラなどを見ていたら、無性に食べたくなり、休日だった翌日の昼、商店街の肉屋にメンチとコロッケを買いに行ってしまったのであります。

で、僕はどうしてもデミグラスソースで食べたいなあと思うものの、うちの母子は何もつけずに食べるのを旨とする素朴な人たち。
一人分だけソースを作るわけにも行かないし、そもそもそんな時間もない。というわけで、一人分だけ安直な即席デミグラス(風)ソースを作ってみましたの訳なのです。

たまねぎのみじん切りをバターで入念にあめ色になるまで炒め、赤ワインをどぼっと入れてアルコールを飛ばして、水とコンソメの素。

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090502a

2/3量になったところでウースターソースとケチャップ、砂糖を投入してさらに半量程度まで煮詰めておしまい!

手順的にはチョー簡便ですが、時間的には1時間くらいかかってますかね(笑)
でもまあ、放っぽっておけるので苦にはならない。

こんな上がりですが、

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090502b

これがなかなかに旨いのよ。
もうちょっと多目の水で時間かけて煮込むと焦げ味もいい感じなるのかも!なんて欲も出たりして(笑)

しかし、商店街の肉屋の揚げ物ってなんでこう旨いのかねえ。

江東区住吉商店街の肉屋は、注文してから揚げてくれる。近所で別の買い物を済ませば、帰りには上がっているという寸法で、食べるときも衣はかなり「さくっ」としてるのである。

コロッケのジャガイモのふうわりとした甘みとソースの複雑なうま味、噛めばあふれるメンチのジュースとソースのうま味。うーん!たまりません!!

そんなわけで写真撮るのももどかしく、もう、かぶりつくようにこのソースをかけて食べてしまったのである。

(二人分)
■たまねぎ 1/6個
■バター 10g
■赤ワイン 50cc
■水 100cc
■コンソメの素 1個
■ウースターソース 大匙1
■ケチャップ 大匙1
■砂糖 小匙1