原点に還える神社お参りプチツアー(2) | 還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い>

原点に還える神社お参りプチツアー(2)

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正午前には太陽も本格的に顔を出し、ペダルを漕ぐ僕の額からは汗がツーっと流れていく。

目指すJ.C.オカザワ氏推薦の蕎麦屋「重吉」には、あまり迷わずにたどり着けた。綾瀬駅からも歩いて1、2分だろう。

http://r.tabelog.com/tokyo/A1324/A132404/13037301/

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090801e

で、汗で濡れた火照ったカラダには、アサヒスーパードライだ! う~ん旨い! やっぱり働かざるもの喰うべからず、あ、いや、漕がざるもの飲むべからずだなあ。

下町自転車プチ旨いもの旅、いいかも!

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090801f

付き出しの揚げ蕎麦と、焼き味噌かどちらかで迷ったわさびいもをつまみながら、あらためて店内を見渡してみる。
常連とおぼしき読書のおじさん。はじめてらしい若い夫婦者や女性ふたり。中年夫婦にオタクっぽい男性ふたり。うーむ、ずいぶんと客のバリエーションも幅広い。僕も含めて(笑)

蕎麦はお目当ての田舎蕎麦(限定!)。

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090801g

挽きぐるみの細い蕎麦はかなりのコシ。ものすごい香りが含んだとたんいきなり鼻孔をつく。でありながらボソボソ感は皆無で、ありがちな茹で足りなさもあまり感じない。

いやー、結構旨いんじゃあないでしょうか。先鋭的な蘊蓄ゴリゴリの蕎麦よりも、午後の遅い時間に神田まつやでくいっと飲む方が好きなわたしですが(ついでに、銀座よし田で酔っぱらって喰うコロッケ蕎麦も好きです(^ ^;)、綾瀬重吉、結構気に入りました!

たまにはまた、生まれた土地の神社参りに、重吉目当てで来てもよいぞよ!

というわけで、よい気分で重吉を後にし、いざまた荒川河川敷サイクリングロードへ!

帰りはちょいと東武線堀切駅なんぞに寄って、小津を偲ぶと。

口中の幸い <男子厨房酒の愉しみ>-20090801h

そう、堀切は映画「東京物語」の舞台になったところ。

大正時代に立てられたという駅舎は、なんとなく「パッとサイデリア」された感じで(すいません、歳がわかっちゃいますね:笑)(若い方へ:つまり外装をちょちょいとキレイにしたということ)、風情はちょいと感じられず。

でしたが、東山千栄子が孫に話しかける泣ける台詞、つまり、「勇ちゃん大きうなったらなにんなるん? あんたもお父さんみたいにお医者さんか? あんたがのう、お医者さんになるころあ、お祖母ちゃんおるかのう」の土手の雰囲気はしっかり味わってきました。