火落ち菌にもありがとう。悪神抱き参らせて。
「21世紀幸塾・新春のつどい」寺田啓佐さん講演覚書
酒蔵にとって火落ち菌は天敵だ。酒を酸化させ飲めない代物にしてしまう。場合によっては蔵全体が冒されて廃業に追い込まれることもある。
そんな火落ち菌に対して寺田さんは、いつも「ありがとう」と言っていると言う。
すると、悪玉菌とされている火落ち菌が善玉菌に変わって、むしろいい酒ができるのだと。
実は大腸菌もおなじで、大腸菌がいるからこそ腸内が良い具合に発酵するのだそうだ。
殺菌・消毒に躍起になって、かえって免疫力を落として弱い身体になってしまうのは、現在では周知の事実。(それでも殺菌消毒液があらゆる施設に依然として設置されているけれど)
そんな話を聞いていて、ふと日月神示の「・・・悪をきらふ心があってはならん、悪抱き参らせと申してあろうがな。・・・」を思い出す。
この世は陰と陽。