還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い> -17ページ目

特産品センター経由で青森バーチャル旅 <豊盃 特別純米酒>

会社をちょいと抜け出して、青森県特産品センター で酒とつまみを買ってきた。


まったく仕事中に何をやっているのだ!とお思いでしょうが、この青森県特産品センター、6時閉店なんで仕事の途中に行くしかないんですよ。


僕の大好きなふるさとアンテナショップですが、ここ青森の特産品センターは、直送の農産物が魅力でして、この日も山菜のみずが葉っぱもつけたままの背丈1メートルはあろうかという状態で売ってました。かなり迷ったのだけれど、帰るまで会社のどこに置いておくのだ?と冷静に判断しまして、購入は断念いたしました(当然か?;笑)

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さて、この日購入したのは、豊盃の特別純米酒300mlと、陸奥湾ホタテを使った手作り揚げ蒲鉾「ほたて丸」。かつて埼玉に住んでいた頃は、上野から東北線に乗って帰っていたのだけれど、かなりの人々が缶ビールやカップ酒とホタテの干したものなどを売店で買って車中で飲んでいた。もし、こんな酒とつまみの組み合わせだったら最強だなあ、などと考えつつ、無事帰宅して家で一杯となったわけであります。


豊盃特別純米酒はカップ酒もあるのですね。菱沼かれいさんのブログ で発見しました。


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この酒、非常に飲み口がスムーズです。しかし吟醸香もなかなか、旨みもしっかり、酸味は少々ってかんじで、意外と飲み応えがあります。香りは菱沼かれいさんが言うように、例えがたいですね。どうなんでしょう?トマトやきゅうりの糠漬けといわれるそうかなあってきもしますし、ややフルーツっぽい感じもしますし、でも青い感じはしますかね。


一方の「ほたて丸」。これは小さなほたて丸ごとを串刺しにして、まわりを魚のすり身で覆ってあげたものでした。湯煎で温めて食べたのですが、ほたてのいい香りがガツンと襲ってきてウマー、でした。これで400円くらいだったかな。満足満足。ちょっとした青森旅行。明日は豊盃を燗つけてみよう。


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青森県特産品センター【(社)青森県ふるさと食品振興協会アンテナショップ東京店】

住所:東京都中央区新富1-3-9東光ビル1F

電話:03-5540-7311

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誘われるままに比内地鶏とくりきん豚堪能 <隠れ家 一斗>亀戸

以前、亀戸にオープンした『一斗』というお店の方からコメントをいただきました。

英会話とフレンチと食中酒 <山利喜>森下


サイト を見てみたら、これがなかなか美味しそう。自転車ならいけそうな距離だし、ということで先週の土曜、家族三人で行ってきたのでした。


亀戸というのは非常にディープなエリアでして、隣の錦糸町とも微妙に空気が違うんですよね。何か濃いんです。でその濃い亀戸のさらに路地を入っていった深ーいところに一斗さんはありました。まさに隠れ家! 比内地鶏とさりげなく書かれたPOPがありますが、入り口の扉がアーチ状のいわゆるスナックとかによくある扉で、事前情報が無いと一見ではちょっと入るのに勇気がいるかもしれません。


しかし、出迎えてくれたのは、気さくな安西肇似のご主人と奥さんかな(?)、いや違うかな(?)というような女性スタッフの方。8人くらいの方々が既にグループでいらっしゃって、大きくはない店はうちも含めると、ほぼ満員御礼です。


最初、素性は明かしませんでした。明かしてしまうと、もしもあまり美味しくなくても書かなきゃならなくて辛いから。でも、それは杞憂でした。とても誠実に向かいあっている気がする料理。一斗さんがもっとも力を入れている比内地鶏は、珍しいソーセージをいただきました。非常に旨みの濃いソーセージ。旨いものは子供が一番よくわかっていて、ほとんど食べられてしまった(泣)。貴重なレバーも、残っていた端っこの方をサービスでいただいてしまって、これがまた臭みが無くねっとりして旨い。


次のリキ入れ素材くりきん豚は、煮込みを注文。これは煮込みの王道的味付けですね。非常にシャープな味わいできりっとした煮込みです。この日、親子三人だけだったので、一斗さんのこだわり部分は、ほんのさわりしか味わえなかったのですが、今度は比内地鶏の胸一枚を焼いてもらいたい。雑炊も旨そう。鶏スープのそうめんも試さないと。くりきん豚のロース焼きも食べたい、などと次への期待が十分。


さて、酒はというと、もっぱら女性スタッフの方がご担当。数は少ないけれど、逆にこの規模の店だと、保存を考えた場合良心的な品揃えなのかもしれません。この日は醸し人九平治 純米吟醸⇒若洲の酒 桝々福々 純米吟醸⇒羽前白梅 純米吟醸(ぬる燗)を。若洲の酒 桝々福々は初めて飲みました。早瀬浦の三宅彦右衛門酒造の新ブランドだそう。調べるとスペック的には

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原料米:山田錦/五百万石
精米歩合:50/45%
日本酒度:+3
酸度:1.4
アルコール度:15.8%

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となってます。旨みがさらりとしている分、酸度1.4という割にはフレッシュな酸味がきれいに出ていて、軽やかな旨い酒でした。比内地鶏の串焼き諸々に合いそう。


もう少しこなれた価格の純米酒も欲しいところではありますが、「飲みたいものがあれば、事前に連絡してくれれば入れておきますよ」とうれしいお言葉。なかなかお客さんコンシャスでうれしいではないですか。


で、気になっていたのが、後から入ってきた一人の男性と8人のグループ。どうも酒を持ち込んでいるらしい。まあ、常連なんだろうなあ、と思いつつ、女性スタッフの方から聞かれるままに、「実はブログにコメントをいただきまして」と自分の素性をカミングアウトすると、判明しました。その男性こそはコメントをくれたその方でした。さらにこの口中の幸いブログをその男性に紹介してくれたのは、その8人グループの中のお一人。そんなこんなで、お持ち込みの黒乃 無 純米大吟醸のご相伴にも預かり、さらに東洋美人 純米吟醸 雄町の試飲もさせてもらって、よい気分になって帰ってきたのでした。


素性を明かさなかったため、写真は撮ってませんでした。帰りがけに店構えでも撮ってくればよかったのですが、戸口まで出て送っていただいたので、「あー、どもどもご馳走様」「また来ます」「美味しかったね」「来て良かったね」などと話しながら、既に家族三人自転車にまたがっていたというわけで。また、お邪魔します。ご馳走様でした。


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隠れ家 一斗

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二日間にもわたるメンテの末、むちゃくちゃ動作が重くなるという改悪のため、ユーザーから非難轟々状態のアメブロのようです。僕も2、3日様子を見て考えなくてはいけないかなあと思う次第。皆様、ご迷惑おかけしておりますm(_ _)m

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動作速度、戻ったみたいですね。とりあえずひと安心。。
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と書いたのもつかの間、またまた、まともな表示速度では無くなってしまいましたね。もうアメブロやめようかなあ。

香りが幸せな記憶を呼び起こす、のだが暑い。。 <栄田 純米吟醸 山田錦>

アメブロが7月1、2日と、二日間もシステムメンテしてたものだから、下記、6月30日の夜半に下書きしていたエントリです。


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いや暑いですねぇ。クールビズなんてものを喧伝するもんだから、お天気の方もいい気になってるんじゃないでしょか?


さて、この間「くちなしの匂いは幸せな夏を呼び起こさせる」 と書きましたが、匂い、香り、というのは人にとって、もっとも記憶を呼び起こさせやすいものだそうですな。記憶は一番匂いと結びつきやすいんだそうです。


なので、別れた彼女のフレグランスの匂いに駅の雑踏の中でふと出会ってしまい、一日の始まりに脱力させられてしまったりもするわけです(笑)


歩いていてふと漂ってくる花の匂いに、ささやかな幸せを感じるというのは、こんな時代になってもあるもので、私の場合は沈丁花、そして木蓮というのは冬から春にかけての幸せの匂いの代表格であります。まだ肌寒い日の白木蓮。ちょっと汗ばむ日もある時期の紫木蓮。あのやわらかくも甘い香りには、セロトニンを分泌させる作用でもあるのじゃあないか、などと思ったりしますな。

先週末、はせがわ酒店WEBサイト で、冷やして飲む酒を物色していると、「木蓮のように芳しく、なめらかで甘い香り。」という説明文に遭遇。


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栄田 純米吟醸 山田錦 720ml 1,575円、福岡の酒。三井の寿の酒蔵です。


クチナシの話を書いた直後なだけに、一も二もなく買ってきてしまいました。


20050703a ヒュー・ジョンソンのテイスティング用ワイングラスに注いで、クルクルっとやってみれば、あーらホントに木蓮の甘い香りが。ちょっと幸せな気分になって、ガラスの杯に変えて飲み始めると、「なんだか今日も蒸すねぇ」。気温は夜になっても30度以上、湿度は70%もある。木蓮の香りは旨みと絡まって、意外なボリュームを感じさせる。



20050703b なんだかちょっと重たくなってきて、氷をポトリ。鮭のホイル包み焼き(バター風味)というおかずも、いまひとつ合わなかったかな。


するりとしてかすかに酸味もある、旨い酒なのにな。やはり春の香りはエアコン効かせて呑んだ方が良かったか。しかし、基本的に冷房は嫌い。夏場の日本酒、さてさてどうしたものか。

その酒、「JAZZ NIGHT 純米吟醸生原酒!」 Vol.2

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これがタンク! 2000リットルだそうです。


僕ら、最初はそのまま冷たいところを飲りました。結構その時点で飲んでいたのだけれど(オイオイビールかよ!と)、生原酒らしいフルーツの新鮮な香りと、アルコールの熱くらいはちゃんとかなり感じます。さらに結構まったりという印象。それくらいはしっかり覚えていました(笑)。超軟水仕込みという刷り込みがあるからなのかもしれませんが、やっぱり柔らかなんですねえ。


で、次はグラスに氷を一個だけいれて、自分で度数調節して飲んでもらったと。夏の蒸し暑い夕暮れには、こんな飲み方もありですよね。


ま、しかし正直なところ、あの直筆ラベルを出した時点で既に勝利しているわけで、皆さんには美味しく飲んでもらったことと思います。


20050628b もう一本、その前に飲んだのがデザイナーのイタルタスさんがもってきたこいつ。


琵琶の長寿 無農薬米使用 「山田錦」 純米吟醸 低温熟成


選択のポイントはデザイナーらしく“ラベル”だそうで、なんともこのドツボにはまる家内手工業的ラベルデザイン(?)に、いたく惹かれたと。耕作者(!)と杜氏の、写るんですで撮ったようなラフな写真が泣かせます。


耕作者の紹介文には「鯉を田んぼに放して草取りして完全無農薬栽培をしている。夏にはお楽しみ(鯉つかみ大会)も行う研究熱心な農家。」とある。鯉つかみ大会かあ、結構そそられるなあ。



お味は低温熟成のためでしょうか、結構コクがある。まあるい香りは穏やかで、酸味はさほど感じない。山田錦&9号酵母と思って飲むと、いい意味で裏切られます。


この二本までは良かったのですが、あとはもう自分のかけるCDのウンチク語りと酔いで、しっかり味わうどころでは無くなってしまいました(苦笑)


20050628d こんなものも飲んだのですが、「やっぱ亀の尾だあ!」とひとりごちた覚えはあるのだけれど、味の方は、よく思い出せない。たぶん、柑橘っぽい香りとか、酸味にそう感じたんでしょうね。


福乃友 亀の尾で造った純米吟醸 生です。


そんなわけで、JAZZびたりでビールに日本酒、最後にワインと、みんな好き勝手に持ち寄った酒を飲み干した一日だったのでした。


翌日月曜は、正直辛かった(泣)

その酒、「JAZZ NIGHT 純米吟醸生原酒!」 Vol.1

もちろん、ただ集まって酒を飲むのだってそれは楽しいのだけれど、ちょいと酒肴<おっと「しゅこう」と入力していきなりこいつに変換されるとは(苦笑)>、もとい、趣向を凝らしてみると、酒の旨さはともかく、新しい楽しさの発見がある。


ジャズ好きの友人たちが集まって、マイ・フェイバリット・アルバムをリコメンドしあいながら酒を飲む、という会が日曜日にあった。題して「JAZZ NIGHT at Ri-BAR Vol.3」


20050628c Ri-BARというのは、これってほとんどお店じゃん、というインテリアの友人宅。名前は川口さん。川口のバーでRi-BARというわけでして(笑) 今回で第三回。僕は第2回からの参加。


とうぜん僕は日本酒と、錦糸町・魚虎で買った鮪と蛸のぶつを提げて参戦。熱い夏の夜が涼しくなる、都会からリゾートへと繋がるイメージの選曲で望んだのでした。



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■ジョー・サンプル 「I'll love you」【ASHES TO ASHES】
<最初は、最近彼女が出来た店主川口さんにトリビュートということで曲名から選択。夕暮れにぴったりのサウンド>


■ロニー・ジョーダン 「ソー・ホワット」【the antidote】
<次はちょいとひねりで定番楽曲の変わりモノ。大人の夜>


■アート・ペッパー 「Blues In」【MODERN ART】
<選曲の真ん中にど定番を持ってきて>


■キャノンボール・アダレイ 「コルコヴァード」【キャノンボールズ・ボサノヴァ】
<御大ジャズミュージシャンのボサノバ系レアもので針路変更し>


■サラ・ボーン 「コパカバーナ」【コパカバーナ】
<最後はまったりと南国ブラジリアンなボーカルで夏の夜>

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っつうわけでして、こうした曲選びって、酒選びの楽しさにも通じますなぁ。うんうん、たのしい! 他のみんなも、大量に持ってきてアドリブで選曲する人、ECMばかりかける人などそれぞれ。薀蓄を聞きながら、どどーんと酔っ払っていったのでした。


それはともかくとして酒ですが(笑)、こういう会には、単に旨いからなどという正統的なお酒のセレクトでは、まったくつかみが弱い! 何らかのイベント性が必要なわけでして、そこで選んだのがこれ!


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「JAZZ NIGHT 純米吟醸生原酒!」


実は、江戸時代から酒の流通業を営んでいるぬ利彦 という会社があるのですが、九代蔵 というWEBと、そして直販の店を中央区新川に出してるんです。で、その直販の店に蔵元から貯蔵タンクごと運び込んじゃって、店で購入時に瓶詰めして売るっていうのがこの酒「九代蔵 黒耀石 超軟水仕込 純米吟醸生原酒」 なんです。


蔵元は信州銘醸 。詳しくはサイトを見てみてください。


今日はちょっと眠くなってきてしまったので、続きはまた明日。


それにしても、先週末はご近所ブログさんで、酒meets音楽(「野外ライブとビール 」 <今日は何を飲む? >さん)や、日本酒のタンクからの量り売り(「熱海&酒蔵訪問 その1→お楽しみ編 」 <トーキョーワッショイ まき子の酒さん>)の話題がエントリされていて、妙なシンクロにシティを感じてしまった次第。おもしろーございます。

余った鯵の開きで、宮崎な夜

今日、というか昨日、昼に食べた鯵の開き。 一枚残ってしまったんですね。で、急に思い浮かんだのが、まき子さんの記事、「じどりーにょ (池袋) で最高の鶏 」 。宮崎地鶏が旨い店っていうエントリ。


「そうか宮崎だ!」「それでは冷や汁だ!」「ついでに僕がコメントしたチキン南蛮も作ろう!」、というわけで晩御飯になったと。


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余った鯵の開きで作った冷や汁と、宮崎地鶏とはいかないけど、千葉産ハーブ地鶏とかいう胸肉でつくったチキン南蛮。結構いけましたゾ。チキン南蛮のレシピはこちらを参照させてもらった。All About[おかずレシピ]


20050712c 酒は青森は駒泉の特別純米酒、作田。夏にうってつけの軽快な酒質ながら、人肌からぬる燗あたりでふくらみが最大になり、ふうわりとした上質な砂糖系の旨みが優しい酒。チキン南蛮にも、なかなかの好相性。

うむ、しかし、こういうときは意地を張らずに焼酎で、という選択も受け入れていいのかなぁ。意地っ張りはやっぱり人生損するよなあ。などと考えていたら、徐々に割り水した麦焼酎あたりでチキン南蛮を食べたくなってきましたよ。また近々作ろうかな。


追伸:胸肉の開き方に鍛錬の余地あり。肉の厚さを均一にすることが旨さの秘訣なり。やはり、もう一度TRY! with 焼酎ですな(笑)

クチナシの香りと、夏の昼ごはん <川鶴 吟醸>

いやいや今日も暑い。


こういう蒸し暑い、しかも土曜日に、しっかりとご飯とお味噌汁の昼ごはんを食べたりすると、何かとても正しいことをしている気がして、この暑さを楽しめているなあ、と思えてくる。


鯵のひらきに、海老のグリーンサラダ-にんにく醤油ドレッシング。大人はナンプラーとベランダで採れたコリアンダーをプラスしてちょっとエスニック。
お付けも夏らしくゴーヤと茗荷。娘のためにキャベツも入れたので、ちょっと輪郭がぼんやりしてしまったけど、それもまた家族の愛嬌。ご飯は玄米胡麻塩がけ。

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20050625e もちろんちょいとお酒を引っ掛けますが、60%を超える湿度とぎらぎらした陽光。それも四季のはっきりした日本に暮らすメリットと考えれば、どんな軽やかな酒を冷やして飲もうかと思案するのが楽しみというもの。


今飲んでいるのは酒のクラカドで、上記コンセプトの元に奨めてもらった川鶴 吟醸。香川の酒ですね。といっても新酒ではありません。去年の9月出荷の酒。オオセトらしさといっていいのでしょうか?カッチリした感じは健在ながら、本来軽い川鶴もさすがに旨みがのって、米やフレッシュチーズのような含み香がたっぷり。


夏には意外と強い香りが存在するもんです。今うちのベランダではクチナシが咲いている。その甘い香りは、夏の幸せな日を僕にイメージさせてくれるんですよね。不惑を過ぎても夏はどことなく心浮立つ季節。そんな夏の酒を探すのも、また不惑の楽しみ。

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夜にも期待が持てる、銀座7丁目の小体な和の店 <ちくぜん>銀座

いやー、蒸しますなぁ、昨日今日と。

ちょっと仕事に余裕が出来て(なのでこんな時間にエントリもできる)、今日は昼もちゃんと時間がとれたので、そんな不快な昼日中、わざわざ京橋から銀座7丁目までランチを食べに行ってしまいました。


ちくぜん


ビルの間の細い路地(ともいえない銀座7、8丁目ならではのビルの隙間)にある、カウンターのみ10席ほどの小体な店。ある日本酒の本に酒蔵お奨めの店として紹介されており、料理も旨そうなので、夜の下見に行ってきたというわけでして。


昼の定食は煮魚と焼き魚の二品、1050円。今日は鰈の煮付けと銀鱈の照り焼きでしたが、暑さに対抗すべくこってりで行こう!と銀鱈に決定。で、お味はというと、


う、うまい。。。


味、焼きともに加減が絶妙。とろりとした銀鱈の身が口中でホロリと崩れます。付け合せは大根おろしなどではなく、赤い汁状の柚子胡椒と、昆布の、うーんと炒め煮でしょうかね。


魚ばかりか、お付けや小鉢も気が利いている。なめこのお付けはホンノリ山椒のかおり。季節の茄子は冷たい煮びたしで、黄身酢がかかっている。しっかり仕事されてます。他、ねっとりしたポテトサラダに茶飯ときた。


これで1,050円は絶対に安い! 夜も期待が持てる!


さて、酒はというと、カウンター対面の和紙に。小鼓、船中八策、貴、越の寒梅などと銘柄だけが書かれている。ご主人と話し合いながらってところなんでしょうな。


このところ仕事がバタバタで、夜出歩かなくなっていていた。うむ、ぜひ友人を誘って来てみよう。穴子と燗酒のはかりめ もまだ行ってないしな。よし、誘いのメールを週末に出そう。


さて、今日はかみさんが友達と飲みにつき、僕は娘と二人外で食事。いつものとび田 でカウンターに小学生の娘と並び、燗酒ちびちびもいいけど、今日はちょっと気分変えるかな。


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ちくぜん

住所:中央区銀座7-3-8若竹ビル1F

電話:03-3289-3203

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英会話とフレンチと食中酒 <山利喜>森下

実は私、江東区が主催する英会話教室に通ってまして、区がやっているものだから、ELECから外国人講師が派遣されるんですが安いんです。ま、その分講師一人に生徒15人って感じなんですが(笑)


場所は森下の文化センター。毎週火曜日の夜7時から8時半まで、基本的に日本語NGでがんばっているというわけでして。


で、昨日は終了後に数人で飲みに行こうということになり、森下なら当然ですよね、の山利喜に出張ったと。5時の開店から7時くらいまでは外に行列ですが、流石に9時だと7人でも何とか入れましたと。


20050622b 山利喜お初の方もいたので、これまた当然ながらのモツ煮込み。例のフレンチ出身3代目考案のフォン・ド・ボーで煮込んだやつですね。もちろんガーリックトーストも同時注文。やっぱ旨いなあ。


さて、私はとりあえずのビールもせずいきなり日本酒。山形は米鶴酒造うきたむ 吟醸(=端麗、微香、するする)、今月のお奨め酒である滋賀は松瀬酒造の松の司 純米吟醸 楽 (=米々旨み、山田錦柔らか香り)、最後に花垣 純米 5年熟成酒 (熟成香軽しで蜜様甘みのとろするする)。

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左:酒はこんな片口で 右:花垣 純米 5年熟成酒はこんなグラスでラフに(笑)


20050622c こうしてみると、山利喜の酒選びは食中酒として、決してでしゃばらないのが基本のようで。定番メニュー唯一の純米吟醸が醸し人九平次というのも、フレンチ出身三代目っていうサブ情報もあわせると、うんうんと納得ですね(笑)


ああー、やっぱり森下はいいなあ。梅雨が明けたらどじょう喰いに伊せ喜行こう。毎年夏のMy風物詩!!


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山利喜

住所:江東区森下2-18-8
TEL:03-3633-1638

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二日酔いの日の強い味方 <醗酵ウコン茶>

サッカー好きである。FC東京の深川練習グラウンドの隣に住んでいる。中学の時はインナーというポジションだった(古っ!3-4-3フォーメーション:笑)。父兄参加のフットサル大会にでて、一週間体中が痛かった(苦笑)。


なーんて言うわけで、ビデオにとって後で見るつもりが、やっぱりリアルタイムで見てしまいましたよ、コンフェデレーションズ・カップ。後半途中でちょっと寝てしまったんですが、ふと目覚めた直後に大黒のゴオ~~~~~ル! 至福のひと時でした。のはいいのだけれど、夕飯の時からダラダラと飲み続けてしまって、ジン&ベルモットのロックなぞを飲みながら見ていたものだから、二日酔い程ではないのだけれど、ちょっと酒が残って嫌な気分の月曜の朝。

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日本酒をメインに飲むようになると、度を越した飲み方ってしなくなって、二日酔いなんてほとんどないのだけれど、それでもたまにはある。そんな時の強い見方がこれ、「醗酵ウコン茶」。出来れば飲んで帰ったその時点で飲めば、二日酔いなんかしないのだけど、酔っ払っていて飲むなんて、考えも至らないですわな(笑)。でも、二日酔いになってもこいつを飲めば、かなり急速に回復してくるんですわ。というか僕の場合、仕事しながら毎日のように飲んでるんですがね。スタバのMyボトルにティーバッグ入れっぱなしで、お湯を継ぎ足して飲んどります。醗酵によって、通常のウコン茶より味がまろやかになって飲み易いんですよ。

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わたしはわしたショップで買っております。

って、今、裏に書いてある販売者の(株)沖縄物産公社というのをネットで調べたら、わしたショップ を経営している会社でした。