還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い> -20ページ目

ウディ・アレンと正木春蔵と二日目の新関 男の夢

今日はウディ・アレンの新作、『メリンダとメリンダ』の試写に行ってきた。六本木のFOX試写室。帰りがけにAXISの中にあるサボア・ヴィーブル に寄ってしまって、杯を買ってしまいました。正木春蔵さんのシンプルな杯、2980円。


さて、『メリンダとメリンダ』は、離婚した一人の女性の行く末をシリアスドラマ(悲劇)とラブコメディー(喜劇)で同時並行的に描き分け、ウディ・アレンのまじめ路線(たとえば『インテリア』とか『ギター弾きの恋』)と、喜劇路線(たとえば『アニーホール』とかって言うか彼のメインストリームですね)が一緒に味わえて、一粒で二度美味しいという作品です。(というかそういう宣伝路線)


実は初期作品からのウディ・アレンファンのわたくしですが、ウディ・アレン自身が出演していない作品の評価は、結構厳しくなっちゃいます。悲劇と喜劇を描き分けようとして、なんか凝縮感にイマイチの、底の浅い映画になってしまったかなあ、なんて辛口批評しながら、しかし「やっぱ巧いよなあ」なんてつぶやいてしまうような映画です。


と、まったく酒と一緒だなあ、などと昨日開けた新関 男の夢(宮城)を飲みながら書いている次第。悲劇と喜劇。言ってみればキレとコク(旨み)でしょうか? さらにちょっとした酸味が加わって、作品の輪郭が決定します。


昨日開けた新関 男の夢(宮城)は今日、昨日とはまったく異なるまとまりを見せてくれました。悲劇と喜劇がなんかバラバラな印象だったのだけれど、きょうはとてもウェル・バランス。日本酒もワイン同様、栓をあけて空気にふれさせ、なじませる必要があるのだなあ、と実感した次第。


『メリンダとメリンダ』ももう一度観ると、別な印象になるのかもしれません。

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九谷の伝統を踏まえながら、どことなくPOPな作風の正木春蔵の器は、家でゆるりと飲むのに最高です。


水鳥が、酒の中を泳いでおります。

普段飲みを探せ!のパルミジャーノおじやで <新関 男の夢 辛口本醸造>

高い酒ばかり飲み比べしていたら経済的にキツイっすよ、なんていう負け惜しみじゃあなくて(ホントか?)、やっぱり普段気兼ねなく飲めるマイ・フェイバリットって欲しいですね。川鶴も飲んでしまったので、そんなことを考えつつ酒のクラカド に新しい酒を買いに昨日の土曜、行ってきたわけです。


「本醸造で燗にして飲むのに今おすすめのものはありますか?」と私。


「そうですねぇ。何がいいでしょう。軽いのがいいですか?」


ん? 「軽いの?」


軽いとか重いってあんまり表現として使ってなかったなぁ、なんてアタマの中でグルグル「軽い」という意味を咀嚼していたのだけれど、つい


「あー、そうですね」


と、自分でもこらえきれずに応えてしまってました。


そして、カウンターに"どん"と置かれたのが「新関 男の夢」(宮城)。どんと置かれたら買わないわけにはいかないわけで、昨日はウンチクを語ってもらうための水も向けずにそそくさと買って帰ってきました。


20050513c そして今日、冷蔵庫のあら探しをしていたら老ねこびたパルミジャーノ・レッジャーノを奥の奥から発見! こりゃ使っちまわないといけないという使命感と、辛口本醸造との謳い文句がビビッと化学反応を起こして、「パルミジャーノおじや」を思いついてしまいました。

早い話が、おばあちゃんが作ってくれるようなおじやの鰹節を、パルミジャーノに変えただけのもの。これだと塩分ばかりで旨みが足りないので、イクラと大葉でちょいとサポート。幸福だった子供の頃を思い起こさせるおばあちゃん直伝のおじやの至福感にはかなわないけれど、たけのことがんもの煮物や鯵の梅煮などの今日の和食メニューの閉めとしてもなかなかのマッチング。パルミジャーノが優れた出汁であることを再確認した次第。


20050513a さてさて、本題の「新関 男の夢」ですが、冷やと燗とで割と味わいの異なる酒でした。冷やで飲む最初のうちは確かに辛口でアルコールからくるキレを感じるのですが、燗をつけるとそのアルコール感がそこはかとない甘みに変化するようです。実はアルコールのうきが消えて、隠れていた旨みが立ってくるのかも知れませんが、冷やから燗へと飲み進むと、そんな風に思えます。いずれにしてもキレとコクがバランスしていて、それが温度によって割合が変わっていく感じが面白いです。さらに精米歩合60%らしい吟香もほんのりです。


新関という銘柄は、実は日高見の地元銘柄、というか、蔵元平孝酒店のもともとの銘柄なんですね。日高見は今の社長が全国での流通を見据えて特定名称酒として新たに作ったものとのこと。もともとの銘柄で展開する少数取り扱いのPBが男の夢ということらしいです。


などと書きながら食後に冷で飲る男の夢は、燗の時の旨みもなぜか十分に感じられて、普段飲み2100円のコストパフォーマンスは結構高いかもしれません。



20050513b  たけのことがんもの煮物にも、まあ、当然ながら合いますねぇ。

焼酎界のペルノ・リカール <牧場の夢>

アホみたいな世の焼酎ブームに背を向けることが、日本酒に再度目を向けるキッカケになったTOMでして、かつてこんなエントリ(「焼酎ブームに辟易としています!? <魚山亭>渋谷」) もしてましたが、 はんなり・・・ さんの直近エントリで、「玉露の焼酎「茶露(さろ)」  というのがあって、おお(笑)オモシロ、飲んで見たいっ!なんて思ってしまって、あ、そういえばうちにも変わりモノの焼酎があるなと。


20050512 以前、■外資系営業マンのグルメ日記 ■ さんで、初めて知って思わずトラバさせていただいたのがこのエントリ 。「味はハーブ系のリキュールのような感じで、」とか、「かなり好き嫌いがあるといわれて飲んだんですが、元々シャルトリューズやらペルノを飲んだりする私にとっては、かなりいけました。」という表現にかなり興味を持って、いつか飲みたいなあと思って半年。2週間くらい前、錦糸町のクイーンズ伊勢丹で発見。その、牛乳焼酎! 思わず買ってしまいました。そう牧場の夢という焼酎です。


で、たしかに! 焼酎界のペルノかリカールか!って感じで旨いんですよー。(ちなみにロックにしても白濁はしません:笑) ■外資系営業マンのグルメ日記 ■ さんとは違って、僕は牛乳の味もやっぱりするような気もするんですよね。まあ、このあたりは人それぞれで、楽しいと思うんですが、でもなにしろ、日本の蒸留酒もイケてるななあ、と。牛乳焼酎と謳ってますが、酒税法上もそうなんですかね? むしろ気分的にはリキュールとして僕なんか飲んでますけどね。もちろんストレート、もしくはロックですね! フランス人はパスティスの水割り、っつうか結構水で薄めて飲んだりもするらしいので、それもこんど牧場の夢で試して見ますかね(笑)


なにしろ、機会があったらぜひ!の面白さです!

放浪の末に <真澄 純米吟醸 あらばしり 搾りたて生原酒>

獺祭 純米吟醸48 寒造早槽が(Latest Entry )なくなってしまったので、冷やして飲む酒を求めに先週の土曜、酒のクラカドLatest Entry )に車を走らせました。着いたのは6時をほんのちょっと回ったころ。


いやはやクラカドのオヤジさん、そんなきっちり時間に店を閉めなくたって。。そっかあ、土曜日は6時閉店なんだ。それにしても今日一日お休みだったみたいな佇まいだな。まったく商売っ気ないんだから。


というわけで、それでは江東区に名だたる酒屋、長谷川酒店 にでもいってみるかと思ったのですが、そういえばGW明けに南砂から亀戸に移転とかHPに書いてあったな。家に帰って調べるのも面倒くさいし、とりあえずまたまた錦糸町クーインズ伊勢丹でなんか買ってくるか、と相成った次第。


20050511 特別目当てなく酒を買いにいくと、やっぱり手書きPOPが目に入ってくるわけで、気がつくと真澄 純米吟醸 あらばしり 搾りたて生原酒をもってレジに並んでました。「売れてます!」だそうです(苦笑)


それで昨日、栓を開けたというわけです。あらばしりらしい濃醇さというか、濃厚なアルコール感がありながら、割とさわやかな果実様の吟醸香と、まったりとしながらもスムーズな飲み口に、ああ、やっぱり実力あるなあ、と感じました。意外とまとまりあるんですよね。


一合も飲んだところで、いつもの川鶴 旨口純米酒 無濾過を燗して飲めば、うーむ、やっぱり海に囲まれた国の酒だなあ、などとひとりごちていい気分になったのでした。


川鶴も一升残り少ないですが、これくらい飲んでやっとわかったのは、結構燗どころが狭い酒だなということ。人肌からぬる燗が川鶴 旨口純米酒 無濾過のスイートスポットですね。外れるとちょっとドタバタしてまうというか。。でもこのスイートスポットにはまると、キュッとまとまって至福です。


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真澄 純米吟醸 あらばしり 搾りたて生原酒については、こちらなどでも。

菱沼かれいの日本酒残日録 さんの浦霞特別純米酒生酒 & 真澄純吟あらばしり生原酒
爆裂太鼓別館 酒宴 さんの真澄 純米吟醸あらばしり

今日で喰いおさめのとんかつは三元豚 <平田牧場・COREDO日本橋>

やっぱり三元豚は旨いです。


本当に今日でとりあえずの喰いおさめということで、行ってきました、COREDO日本橋の平田牧場。ネットでお店評など調べてみると、否定的な意見もちょっとはあったりして、期待と不安が入り混じりますが、初めてなので、やはりベーシックなメニューをということで「三元豚ロースかつ膳」1300円也を注文、いやあ、中々旨いですよ、やっぱり。


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ほのかなピンク色、って写真自体ちょっとマゼンタかぶってますが(恥)。でも頃合の揚げ具合だったかと




三元豚というのは、基本的に非常に上品なお味ですね。くせの無いやわらかい甘みが口中に広がります。衣からもごま油などの香りはしないので、全体として非常に繊細な味わい。逆にガツンとした味わいを求める向きには低評価なのかもしれません。


一部に揚げ過ぎとの意見もありましたが、僕が食したのはちょうどいい加減だった思います。もしかして、バラツキがあるのかな?


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藻塩。ちょっと指につけてなめてみたが、とがったところがなく て、甘みを感じる


最初は何もつけずに、2切れ目は添えらた藻塩で、3切れ目、4切れ目は自分ですったゴマに混ぜてつけるリンゴ酢入りの甘口ソースと辛みそガーリック入りソースで。この繊細な肉の甘みを味わおうと思ったら、何もつけないが一番です。味の変化をつけるために藻塩で交互に、がベストですね。ソースはキャベツ用! 特にガーリックのソースは味も香りも強すぎて、せっかくの肉の旨みをスポイルしてしまいます。


1300円であのクオリティならしょうがないけど、量は少ない。今度は三元豚か桃園豚の「特厚ロースかつ膳」2300円だな。


って、今日で食べおさめでしたね。あー、今度特厚が食べられるのはいつのことか。。。低インシュリンダイエットがんばります(T.T)


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とんかつと豚肉料理 平田牧場
COREDO日本橋(直営店)

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低インシュリンダイエット再開!今日は食べおさめだあ!のてんぷら みかわ

68キロから65キロへ。24%から18%へ。


人から勧められた低インシュリンダイエットはことの他効果ありでした。一定の成果が出たのでここ2ヶ月くらいもとの食生活にもどしていたわけですが、案の定体重1キロ、体脂肪1%のアップ。とりあえず1キロ&1%減を目指して低インシュリンダイエットの再開を決定いたしました!


そんなわけで、今日は低インシュリンダイエットの【敵】!てんぷらをランチで食べおさめというわけで、会社の近所の名店みかわへ!


もちろんランチ時に鍋の前に主人の早乙女氏が立っているわけはありませんが(というか、ずっとヒルズ店の方なんでしょうかね? 「ああー、お前もヒルズに出店かぁ」、と心ある食通の方々に嘆かれたのも昨日の今日、今は夜くらいはこの本店で技を見せつけているのでしょうかね)、でもやっぱり旨いです。

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こんな薄汚い路地で、トロ箱も店の前に積んじゃって、がいつものみかわ

衣の油切れと素材の旨みの凝縮。この両立こそはてんぷらの命かと思いますが、ランチの定食1200円はまあなんと言おうか、お値打ちですよね。


この勢いで明日は、前から気になっていたCOREDO日本橋の平田牧場へ行くぞ! そうです、あの平牧三元豚の養豚場平田牧場の直営とんかつ屋。ほんとにほんとに明日で食べおさめにしますからどうぞ許してください(って誰に乞うているのかわかりませんが・・・)。


まあ、酒もラーメンもパスタもOKなのが低インシュリンダイエットのいいところで、てんぷらやとんかつや、洋食屋のメンチカツやオムライスやポテトサラダや人参のグラッセや炊き立ての白米が食べられなくたって大丈夫さ(って書き連ねていると、無性に食べたくなりますなあ)。


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みかわ Map

住所 東京都中央区日本橋茅場町3-4-7 
電話 03-3664-9843

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ゴーヤの日のエノテカ12本セット

5月8日。もうおわかりですね! そうです、今日はゴーヤの日です!

一年365日、商魂たくましい業界団体の肝いりでいつもなにかの日だったりしますが、中にはこじつけいちじるしい日もあって、「君たち、厚顔もほどほどにしなさい!」と一言言ってやりたくなりますが、5月8日=ゴーヤは、まあ衆人納得ですかね?(笑)

20050508b というわけで、今日の夜のメニューはゴーヤ・チャンプルーであります。
大地の会からキャベツが2個も届いていしまっているので大フューチャー!(大地の会の商品に、そのときに豊作の野菜を送ってもらうというヤツがあるのですが、それとは別に普通にキャベツを頼んでいたら、ちょうどそちらでもキャベツが豊作だったようで、都合でっかいキャベツが2個もいっぺんに3人家族の家に届いてしまった次第) ま、沖縄版回鍋肉というわけです。



20050508a さらに今日も冷蔵庫の在庫一掃セールを敢行し、「残り物野菜のオイルマリネ・サラダ」なるものを思いついてしまったものだから、今日は日本酒はやめてワインで行こう!つうわけです。



20050508c で、うちのワイン。日頃飲みはもっぱらエノテカの通販。12本で9900円の「パーティ・パック」 です。重たい思いしなくていいし、コストパフォーマンス高しで、かなりGOOD。

今日はチリのMONTES Chardonnayを開け、後半アルゼンチンのNORTON MERLOTを飲み、食後もこのブログを書きながら、パルミジャーノ・レッジャーノの薄切りをつまみにそいつを飲んでる次第。

9900円÷12本で825円。とてもとてもそんな値段のものとは思えません。庶民が普通に毎日ワインを飲もうという場面では、ベターな選択かと。その昔、ビールをケースで酒屋さんに配達してもらっていた頃を思い出します。



追伸:30cmの鯵が、江東区・東陽町のスーパー「いきいき」で一尾160円。タタキにして、みょうがと北海道から送られてきた行者にんにくの残りをつまにして一緒に食べれば、あーら美味しい。まったくの旬だけに、脂ものって旨いです。

というわけで、今日はコストパフォーマンスにかなりコンシャスな晩御飯でした。


20050508d さらに追伸:昨日、叔父さんの新会社お披露目会の帰りにCOREDO日本橋の「メゾンカイザー」 で買ってきたドライトマトを練りこんだパン。うーっ、ワインにドンピシャで後をひいてしまって、お腹の成長がかなり気になりますう。。。


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エノテカ
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COREDO日本橋 メゾンカイザー
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引退後もなお仕事、なパワーで相変わらずの晩酌な夜

その親戚の叔父さんは今年65だろうか。小さいながらも貿易会社のオーナー社長だったのだけれど、サラリーマンで言えば定年の歳。会社は後進に譲って引退・・・・のはずが、またまた自分ひとりの会社を設立して、悠々自適のお仕事中心老後を画策している様子。今日は親戚を集めて事務所のお披露目。日本橋・三越前まで行ってきた。


20050506c  簡単に乾杯して、事務所の近所のトラットリアで昼間っからフルコースでたっぷりとご馳走になる。ワインもしっかり飲んできたし、今日は夜になってもお腹が減らない。 北海道からバーベキュー用にと届いた、先日のアスパラガスの残りを幕内秀夫さんの「粗食のすすめ 春のレシピ」にあった「グリーンアスパラの酢醤油浸し」にしたり、そら豆をさやのままやいたり、刺身を買ってきたりで、今日は簡単な夕食。



20050506a  この間買ってきた「獺祭 純米吟醸48 寒造早槽」(過去エントリー) も残りわずか。惜しむように飲んでいると、先日に感じた重たさはあまり感じず、食中にも意外といけるなあ、なんて。味覚なんてものは、その日の体調でも大分左右されるもののようです。獺祭特有のきれいさや、しぼりたてならではの少し青っぽくフレッシュな吟醸香が、とても好ましい。やや重たいお腹と、「グリーンアスパラの酢醤油浸し」のごま油が、事のほか好相性だったのかもしれません。


獺祭を飲みきってしまうと、酒のクラカドでぬる燗にあう純米酒として奨めてもらった「川鶴 旨口純米酒 無濾過」(過去エントリ) を引っ張り出してきて冷やで飲る。食後にブログを書きながら冷やでよく飲んでいたのだけれど、今日、食事をしながら飲む川鶴は、その酸味が雑味のように感じられてしまって、いまひとつだった。うーむ、なぜだろう? 今こうやって書きながら飲んでいると、その酸味は熟成からくると思われる苦味のような旨みを伴って、とっても大人ないいお味なのになあ。



まったく酒の評価も人それぞれどころか、その場その場で異なって一筋縄ではいきませんねぇ。老後にしたって、趣味に生きたい人、ただのんびりしたい人、それに叔父さんのようにのんびり仕事したい人、いろいろ。いろいろあるから面白い。今日は叔父さん壮年パワーで獺祭再評価の日となりました。さてさて自分の老後はどうだろう?などと考えると、酒でいえばしっかりと米の旨みが感じられる、まあるいお酒がいいなあ、などといいように考える。目指せ好々爺!といったところですかね(笑)


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ちなみに「川鶴 旨口純米酒 無濾過」はこんな色。熟成からくる色ですね。

銀座に「お燗」と「穴子料理」専門店がオープン!だそうで。

[日本酒・焼酎]All About をみていたら、『「お燗」と「穴子料理」専門店が銀座にオープン 』という記事を発見! ううーむ、燗酒好きとしては、行かねばなりますまい。

この店のサイト を見てみると、日本酒は錫のちろりと猪口で出してくれるらしい。ちょうど今日、銀座の松屋で錫のちろりと猪口を見ていたのですわ。欲しいなあ、と思って。どうもイオン効果で酒が旨くなるらしいですね。松屋にあったのは作家モノでちょいと高かった。一合のちろりが2万円後半、猪口が6千円くらいだったかな。

それでここ、ランチもやってる。しかし、仕事の合間にちょいと一本というわけにはいかないしなあ。やっぱり、ちゃんと夜に行ってみよう。

ということで、耳寄り情報でした。


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あなご 燗酒 「はかりめ」
住所:中央区銀座5-9-5 チアーズ銀座 6F
電話:03-6253-7070

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敗戦の日のまぐろ三昧と神亀<まぐろ専科 もとみや>住吉

バーベキューの翌日、休みも置かずに昨日もイベント。味の素スタジオでFC東京vs鹿島アントラーズを観戦です。現在5連敗中のFC東京は首位独走中のアントラーズに対して、いかなる戦いをいどむのか!


あーあ、もう夜のスポーツニュースとか翌日の新聞とか、見たくありませーん! 故障者続出という状況はわかる。わかるが6連敗ですぜ。ありえん!


さて、重い足を引きずりホームタウン住吉(半蔵門線・都営新宿線)に帰ってくればもう8時近く。


まぐろ専科 もとみやで軽く一杯やって腹を満たす。ここのまぐろ三昧というメニューはほんまにかなりおトクで美味い!(過去エントリはこちら ) 

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他、今日はたけのこのてんぷらがヒット。ややフリッターのような衣につつまれて、旬の香りが閉じ込められてます。

 

(抹茶塩と天つゆの両方で味わう)



20050505a ここは種類は少ないながら、ちゃんとした酒を揃えているところも、足繁く通ってしまう理由のひとつ。
右が日本酒のメニュー。ツボを押さえているでしょう? 昨日は神亀 特別純米亀治好日 純米吟醸をぬる燗で飲りました。

埼玉育ちだからの身贔屓などではなく、正直神亀っていい酒ですねぇ。日本酒が米の酒だということを、率直に主張してますもんね。酸味に頼らず、しかし甘みに流れず。つい杯が進んでしまいます。


亀治好日は、かの幻の米亀の尾復活させた山形・鯉川酒造の酒。旨み、酸味、香りのバランスを崩さずに爽快感を醸せるのは、この亀の尾を本当に生かしてるからなんでしょうね。燗にできる吟醸酒が少なくなっている中、ありがたい酒です。





20050505b   (酒はこんな保温機能のついたお銚子でサーブされます)


いろんな酒をスキゾフレニックに飲み比べるのも、それはそれで楽しいけれども、やはり好きな酒を美味い料理と共に食べるのがいいですね。その方が幸せです。少なくとも僕は。


などといいながら、またぞろ酒のクラカド などで、未だ出会っていない酒を買ってきちゃうんだろうところが、まだまだ修行が足りない(笑)。



何はともあれ、まぐろ専科ならではのまご茶(まぐろ茶漬け)でしめて、敗戦の悔しさ、憤りをなだめた夜でした。

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「原監督! 自分の決めた攻撃サッカーを貫徹ですゾ! 迷っていろんな酒、じゃなくて戦術に翻弄されてはなりませぬ!!」

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<まぐろ専科 もとみや> MAP
東京都江東区住吉2-24-15
03-3633-5775
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